
管理人
虫よけのスプレーを自作してみました。
いろいろ情報を収集した結果、以下の調合で作った。
BS20団特製虫よけスプレー 試作1号
[1] 精製水 70ml
[2] 無水エタノール(無水アルコール) 30ml
[3] ハッカ油 0.5ml(10滴)
[4] シトロネラ 0.25ml(5滴)
[5] レモンユーカリ 0.25ml(5滴)
[6] 簡易スプレー容器 1個
工夫したところ
[1]少し、アルコール濃度を下げた。
[2]ブヨと蚊の対策はそれぞれ別に考えて、0.5%になるようにした。
[3]蚊対策は、違う種類を混ぜてみた。(広範囲に効くように)
使用上の注意
[1] 使用前に自分の肌でパッチテストして、肌荒れなどが起きないことを確認すること。
[2] 顔や目の付近には直接使用しないこと。
こんな感じで2本作ってみた。
その内の1本をカブ隊リーダーに渡して試用してもらうことにした。
試用日
2009年7月5日 東町公園 カブ隊の活動
モニター結果
- Aリーダーには効果あり。あまり、蚊が寄ってこなかったとのこと。
- ただし、スプレーしていなかったところは刺された。
- 一方のBリーダーにはあまり効果がなく、何カ所かを刺されたらしい。
- その後、Aリーダーは他の場所でもこの試作品を使ってみたが効果はあったとのこと。
- また、容器からオイルが漏れていたようで、密閉袋にいれて持ち歩いていたらしい。
- 100ml入りの容器だったが、まだ半分以上は残っている。
考察
- 今回の試作品は「ブヨ対策強化モデル」であったので、蚊対策としては50%しか配慮していない。
もし、100%蚊対策にしていたら、もう少し効いていたかもしれない。今回買い求めた精油は、シトロネラとレモンユーカリだったが、ロット別の成分表を見てみたら蚊などに効くと言われる「アルデヒドのシトロネラール」が一番含んでいたのはレモンユーカリだった。なんでも、ロットによってばらつきがあるらしい。 - 人によって効く効かないがある
→次のことが考えられる。
・その人が他の人よりも汗かきであったので、すぐに効果が薄れた。
・使用前にスプレーをよく振らなかった。使わずにおいておくと、エッセンシャルオイルが分離した状態。この状態でスプレーすると、濃度のうすい状態で使うことになる。
・このエッセンシャルオイルに鈍感な蚊に攻撃された。
・他の誰よりも蚊の群がるところに行った。
この内、一番疑うのは、使用前にスプレーをよく振らなかったのではないかということだ。もともと、油は水に溶けないので、アルコールでごまかして浮遊させている。よく振ることで、エッセンスがまんべんなく混ざって、効果的にスプレーできる。 - 容器から生成物が漏れる。
→100円均一の商品なので、ある程度やむをえない。
次の試作品への工夫
[1] アルコール濃度を10%程度に下げる。
[2] ブヨ対策強化モデルと蚊対策モデルに分ける。
[3] アルミ製の小さな容器(30ml)程度にする。これだと、1回の活動でも十分持つだろう。
[4] 使用上に注意に、使用前にとにかく容器をよく振ること。を追加する。
登山にむけて、スペシャルスプレーを完成させよう。