スカウトたちの活動について。気づきがありました。
仕事で「eラーニング」なる学習システムを開発している。
行きがかり上のことなので、つっこんで仕事をしてるわけではない。
しかし、好奇心旺盛なのでいろいろ勉強することにしている。(プロなので当たり前といえば当たり前)要は、飽きさせず、興味を持たせて、効果的に学習させればよいわけだ。
大学生でも1年くらい勉強しないといけないという科目を斜め読みしながら、メモを取ってノートに書き写す。これを数時間でやろうというのだから欲が深い。(やりたいことが多すぎるのが問題かも)
なんとかショートカットで、エッセンスだけを吸収しようとしている。(無理は承知。しかし、効果は疑問)とにかく、システムができればよい。評価はそれから。と高をくくっている。
そんななか、読んでいた参考書の中で次のような記述に目がとまった。
「行動分析学」のなかで、シェイピング(行動形成)というのがある。
ざっと目を通したらこんなことが書いてある。
- やったことのない行動をさせる。
- 基準を少しずつあげる
- 一時にひとつのことだけをする
- 相手をたえず観察する。
- 訓練をむやみに中断しない。
- 1回の訓練は調子の出ているときにやめる。
ふーん、そうなんや。
これをeラーニングに応用したらええんやな。
と、待てよ。
これって、ボーイスカウト活動に当てはめることができそうやん。
だいたい、かまどで火を着けたり、魚を包丁でさばいたりと、
スカウト達が普段経験していないことを教えるのとまったく同じ。
1)~3)くらいまでは、普段でも活動で気をつけてる。
4)は、耳が痛いリーダーも多いだろう。(私もそう)
つい、口がでるからだ。そして、手を貸してしまうことも多々ある。(手を貸すことが中断かどうかはおいといて)
あるいは、早よせーよ。とかいってせき立てる。(これも一種の中断)
しかし、一番、へーーーーーと感心したのは
5)の 「1回の訓練は調子の出ているときにやめる。」 である。
なんでも、「次をやりやすくする」ためだそうだ。それに、嫌になるまで続けるとだめ。とも書いてある。
なるほど、調子が出ているときにやめれば、「いい感じ」を残したままで、次の活動の期待が高まる。しかしなあ、調子が出てるときを見極めるのが大変やし、そういうときに止めさせるのもこれまた大変。
でも、なるほど。に一票。