要塞無人島に上陸せよ!僕らはBS探検隊 三日目 強風編

スカウト活動

2012年夏の豊中20団BS隊のキャンプです。

記録:2012.08.13
天候:午前中雨。午後から曇り。強風。
場所:友ヶ島キャンプ場
出発:和歌山市立少年自然の家
到着:友ヶ島キャンプ場
道程:和歌山市立少年自然の家→ 渡船 → 友ヶ島キャンプ場
参加:18名
[20団BS隊ヘドウィグ班] 6名
ひろと、すぎやま、かわしま、そら、こなつ、ともなり

[20団BS隊フェニックス班] 6名
ばば、もえ、ゆうや、ともくん、あかり、かずき

[リーダー] 6名
矢沢隊長、山本副長(女性)、高浦副長(女性)、山中副長(男性)、藤東貴昭(BS副長補)、亀井VS隊長
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●キャンプ概略
一日目(11日)
班ごとに分かれて千里中央から電車を乗り継いで和歌山県の加太駅まで移動。
その後、そこから徒歩で「和歌山市立少年自然の家」に向かう。
入所式のあとキャンプ場で設営。プールを1時間ほど利用。夜は肝試し。
二日目(12日)
飲み水一人4リットルを持って、渡船で友ヶ島へ渡る。友ヶ島は無人島。
班ごとに自由にテントを設営。ただし、ブルーシートとPPロープのみ。
あとはすべて自由行動。夜は砲台跡に肝試し。
三日目(13日)
午前中は島で自由行動。午後から渡船にて少年自然の家へ戻る。
夜はキャンプファイヤー。
四日目(14日)
午前中は撤営。9時半に退所式。来た方法と同じルートで帰阪。
午後1時半に千里中央。
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●キャンプ概略
一日目(11日)
班ごとに分かれて千里中央から電車を乗り継いで和歌山県の加太駅まで移動。
その後、そこから徒歩で「和歌山市立少年自然の家」に向かう。
入所式のあとキャンプ場で設営。プールを1時間ほど利用。夜は肝試し。
二日目(12日)
飲み水一人4リットルを持って、渡船で友ヶ島へ渡る。友ヶ島は無人島。
班ごとに自由にテントを設営。ただし、ブルーシートとPPロープのみ。
あとはすべて自由行動。夜は砲台跡に肝試し。
三日目(13日)
午前中は島で自由行動。午後から渡船にて少年自然の家へ戻る。
夜はキャンプファイヤー。
四日目(14日)
午前中は撤営。9時半に退所式。来た方法と同じルートで帰阪。
午後1時半に千里中央。
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前回からの続き…

0130 強風

バサバサというブルーシートの奏でる騒音で眠れない。山中副長の自作サイトが倒壊の危機に瀕しているらしい。こんこんと石で木製ぺグをたたく音がする。

0300 強風

うつらうつらしたもののまたもや目が覚めた。
どうやら山中副長はこの強風のなかで寝ずにサイト改善してるらしい。かなり悪戦苦闘の様子だ。雨音が激しくなってきた。

0400 雨音が

かなり激しい雨が降ってきている。テントの中で聞く雨音は大きく響く。
みんな大丈夫だろうか?ずぶぬれになっているのでは。山中副長が築きあげた豪邸は壊滅状態となっている。

0600 起床

予定では釣りグループは4時から釣りを始めているはずである。
しかし、この雨と強風では釣りどころではないだろう。どうなっているか点検に回ることにする。

ひろとのチーム

いつも寝ているのに、この時はきちんと目を覚まして待機している。
おおー、サイトはつぶれずに維持してるやん!
風よけのシートを進行方向に変えたのが功を奏したのだ。

かわしまのチーム

なんと、椅子に座って全身レインウェアで身をまとい耐え忍んでいるではないか!
青いのはかわしま?横にいるのは誰だ?ともなりか?
では、ブルーシートのなかにいるのは?そらか?
おっ、もぞもぞ人型が動いている。寝てる?。
大丈夫かと声をかける。かわしまが黙ってうなずく。君ら忍者みたいに耐え忍んでるな。それにしても、なんでテントのなかにいないんだ?

ゆうやのチーム

冷静な近藤君。サイトを点検してるじゃないか。
シートの下にはともくんがいるはず。ん?もぞもぞ動いてる。
起きてる!

もえのチーム

気になってシートをゆっくりとめくってみた。
なんと、全員レインウェアを着てる。そして、うつろにこちらをじっと見てる。
あまり寝てないようだな。大丈夫かと声をかけたら大丈夫です。って返事。
準備がいい。いつの間にレインウェアを着たんだろう。

いずれにせよ。先に矢沢隊長が点検に回った後だった。
ここではwifiが通じる。持参したiPhoneで天気サイトをチェック。
午前8時過ぎには雨雲が通過するらしい。自然には逆らえない。黙って待つしかない。

0800 朝食

雨雲が過ぎ去ったので朝食にする。体をあたためるためスープがおいしい。
雨が降った時は携帯用のイスが重宝する。遠くでトンビがピーヒョロローと鳴いている。

リーダーはやはり米を炊く。
しかり食べないとパワーがでない年齢だ。昨日は、5合炊きの鍋に九合半も炊いた?
山本副長は米炊きのプロです。しかし、ガスが残り少ない!

0900頃 釣りに行こう

予定はかなりずれたがスカウト達が楽しみにしていた釣りに行くことにする。
私は監視役だ。海はおだやか。スカウト達は岩場まで移動している。
自分たちが持ってきた竿で釣り糸を垂れている。餌はエビ。
かわしまは、釣りにはかなり自信があるらしく、みんなに竿使いを指導していた。
いかに遠くに投げるかを実演する。ともくんがそれを横でじっと見守っている。
 遠くの岩場にひろと達のグループがちょこんと座っている。
彼らがロッククライミングと称している小高い岩の上だ。
きっと、眺望がよいのだろう。すぎやまが歩いているのが見える。
ちょっと歩きにくそうだ。

ナント、女子スカウト達は泳いでいる。この後、2時間くらい泳ぎっ放しだ。
海のなかにはたくさんの魚が泳いでいるのが見えるそうだ。
そりゃあ、おもしろいだろうな。
よく見ると一樹もいっしょにいる!いつの間に。

 途中で何度も釣り場に上がってきて釣れているかどうかを見に来る。
ふと見ると、こなつの膝から血が出ている。
「おい、膝から血が出てるぞ。」
「はい。膝も手も傷だらけです。」
「サイトに戻って絆創膏もらってこい。それに、素足で岩場を歩くと危険だ。」
「でも、私。足の裏だけは怪我してないんです。」
不思議なことに、彼女の足裏には傷痕ひとつない。
どうやって素潜りしたり岩場を歩いているんやろ。
潜りながら手で歩いてるに違いない。

ついにゲット

突然、歓声が上がった!
ともくんが初めて買った竿でカサゴが釣れた。
大喜び!周囲も俄然やる気になる。
「やったー。初めて釣りました。」
「よかったな。」
「うん。この竿3千円出して買いました。良かったあ、釣れて。」
満面の笑みである。釣れたカサゴも釣られ甲斐がある。
しばらくして立て続けに釣れる。こうなると釣りは止められない。
かわしまが大活躍する。
ゆうやは、釣った魚を岩場のイケスに放したりとサポート。
彼は、いつもさりげなくみんなを助けている。心優しいスカウトだ。

監視人登場(それは私です)

こんなカールおじさんのような格好で監視をしていたのでした。
スカウトから目立ちやすいように真っ赤なユニクロのシャツ。
麦わらのルフィー状態。← そんなええもんか?
無防備に半袖を着たもんだから腕は真っ赤に日焼け。
しかも日焼止めが汗で流れ落ちたんでまだらに日焼け!
近藤君撮影してくれてありがとう。

ま、そんなことはともかく…。
向こう岸から、高浦副長が虎島へ渡りませんかと叫んできた。
干潮時に虎島へ渡る道が現れるのだそうだ。
スカウトは必死で気がつかない様子だ。私は行きたかったが持ち場は離れられない。
あきらめた感じで高浦副長は歩き出した。
岩場チームのスカウト何名かが高浦副長に続く。
往復1時間ほどで戻ってくるだろう。

1050 そろそろサイトに戻ろう

名残惜しいが時間である。みんな、もっと釣りたそうな感じだったがしかたがない。
しかし、5匹も釣れたんだから満足だ。
海に浸かりっ放しの女子チームにも上がるように指示する。
 スカウト達の耳に指示が届いているのかどうかわからない。
だが、不思議と彼らはリーダーの話を聞いていて(当たり前の話だが)きちんと行動する。
で、気がつくと岩場に取り残されているのは私だけだったりする。(おい、みんな待ってよ。)

11:30 昼食

さあ、昼飯だ。釣った魚を塩焼きにする。
自分が釣った魚でご飯で食べる。いいね。
円になって飯を食う。同じ釜の飯というが、同じ地面でご飯を食べた経験はずっと残るだろうな。

戦士の休息

ほどんと不眠不休でサイト改善にあたっていた山中副長。
極度の睡眠不足に陥っていたようだ。目覚める様子はない。

ところで、急げば13時30分発の渡船に間に合うかもしれない。
もともと15時30分を予定していたが、ちょっと急げば間に合う。
リーダーで話し合った結果、13時30分に乗ろうということになった。
ラジオの気象情報が大雨情報を流し続けている。日本海側は大変な大雨らしい。
雲行きも怪しい。できるだけ早く戻りたい。
それに、たくさんの観光客がいるから一度に渡船乗れない可能性もある。

1200 撤収開始

矢沢隊長の大号令の下、全スカウトが全力で撤収を開始した。
ぐずぐずしていられない。さあ、急げ!
フルスロットルで撤収する。

誰のや?この靴下。ここに干してあったぞ。アディダスや。
知りません。僕のじゃ、ありません。
僕もです。違います。
じゃあ、誰の靴下や。まだ新しい。明らかにこのあたりのグループのだ。
みんな、首を振るばかり。(いいや。このなかに犯人はいる。)
よしっ、じゃあ、ここに捨てていく。
あのう..。誰もいらないんだったら、念のため、僕、もらっとこうかな。
お前のやな。はっきりモノ言え。(きっと、母親に新しく買ってもらったばかりなんで見覚えがない)

というようないつものやりとりが展開する。自信なかったら靴下には名前書いとけって。
とにかく片づけは進んだ。

1250 出発

なんとか全員が出発にこぎつけた!やればできるやん。
これで2時間丸もうけ。

1330 友ヶ島港

桟橋で待つこと10数分。渡船がやってきた。
乗客は他にもたくさんいた。早めに来てよかった。
我々は重装備なんでとにかく目立つ。
なんなん?このグループは?みたいな視線を感じる。

こらあ、一樹!桟橋のはしっこでザックを担ごうとするな。
ザックが重いからそのまま前のめりに海に落ちるぞ。
そんなことになったら大変。ザックを後ろにぐっと引きとめて事なきを得た。

さあ、乗船だ。今度はみんな座れた。
さようなら、友ヶ島!

スカウト活動
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