2014年夏の豊中20団VS隊の活動です。(VS隊長レポート)
活動記録
記録:2014.08.08
天候:晴れ
場所:琵琶湖
出発:千里中央
到着:宇賀野神明キャンプ場
道程:千里中央→R171 → 大津→ 近江八幡→ 長浜→ キャンプ場
Map:
参加:7名
[20団VS隊] 6名
ふみと、ひろと、ゆうき、もえ、ゆうや、みお
[リーダー] 1名
VS隊長
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●キャンプ概略
一日目(8日)
朝5時頃にVSスカウト達は自転車で千里中央の西丘小学校を出発。R171を通り京都へ。
大津で休憩し、琵琶湖右岸を北上。長浜までの62kmを走る。
午後4時頃にはキャンプ場に到着予定。110kmを走る。
二日目(9日)
朝一番でキャンプ場を出発し午後、今津浜に到着。その日は自由行動。
三日目(10日)
午前中はゆっくりして撤収。午後から大津に向けて南下。R171を経由して千里中央に戻る。
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■0505 西丘小学校前
全員で記念写真。これから琵琶湖へ向けて自転車で走る。
天候は曇り。今日の夜は台風11号の影響もあって、雨が降るだろう。どんな対策をしているのか?少し心配だが、なんとかするだろう。事前に提出された計画書を見る限り無理はなさそうだ。
これから走る270kmを考えると、ちょっと気が重そうだ。安全走行にだけは気をつけて走りきって欲しい。
■ 11:45 大津到着
全員が無事大津到着。下見の時より1時間ぐらい遅れている。Tスカウトが実際に下見で走っているので心強い。
ここで、お昼ご飯。
聞くと、Tスカウトの自転車がパンクしたらしい。
さて、S議長。どうする?
何とか対処するという。頼もしい返事が返ってきた。
(後で聞くと、川でパンクの場所を特定したとか)
雨が少しずつだが降ってきた。
今日は大津で花火大会が開かれるそうな。雨天決行らしい。
私は長浜のキャンプ場に先回りすべく、車で先行した。
雨が激しく降ってきた。スカウト達が少し心配だ。キャンプ場には午後4時から5時の間に着く予定だ。
■ 1830 これ以上進めないという連絡
台風11号の影響で風雨が激しくなってきた。スカウト達の進路を阻んでいる。Kスカウトから連絡が入った。 その場で待機するよう指示する。
すぐさま、現地へ直行した。雨はますます激しさを増してきた。
■1840 近江八幡の百々神社の空き地
すごい風雨だ。ここで動くのは危険だ。
ビバークすることにした。すでに千里を出発して12時間が経っている。
体力が消耗し冷えてきているはずだ。
私はすぐに全員の顔色と様子をうかがった。
体調を崩しているスカウトがいないかは表情を見ればわかる。
しかし、スカウト達は寒そうにはしていたものの表情は意外に明るい。
笑い声がする。2人の女子スカウトが一番元気だ。
すぐに着替えて、暖かい食べ物(カップラーメン)を摂るように指示した。
私が緊急時のためにと用意した特大のカップラーメンが役にたった。
体も自転車もずぶ濡れ。しかも、T、Sの乗る自転車の前輪の空気が抜けて走りにくかったそうだ。
本来の予定だとキャンプ場近くのスーパーで夕食の買い出しの予定だった。
しかし、このハプニングでその計画も無効になってしまった。
歩いて2分くらいのところにコンビニがある。そこで、必要な食料を調達する。
予定していたメニュー(クラブサンドというサンドイッチメニュー)はキャンセルとなる。
炊事係のSスカウトは持参したフライパンが使えずに残念そうだ。
■ 2000 食事しながらVS会議
千里を出て90kmほど自転車で走った計算になる。
20kg近い荷物を自転車に積んでの移動だからけっこうハードだ。
スカウト達が、予定通りの場所でキャンプできなかったのは今回が初めての経験だ。
すべてが予定通りに進むことを想定していたスカウトにとっては、例外事項の対応を迫られたことになる。計画書は大切だが臨機応変に対応する術を身につけて欲しいと思う。
今回も個人用テントが威力を発揮した。
すでにしまなみ海道でのサイクリングキャンプを経験しているので手慣れたものだ。
数十分の設営で、荷物から着替えなどが素早く行えた。
気温は23度と下がっていて肌寒くなってきたが、テントの中は暖かく快適だ。
みんな自分のテントを大切にしている様子がわかる。楽しそうに設営した。
さて、この状況を考えて明日以降の行動を再計画しよう。
天候情報を調べながら、みんなで考えた。
どうする?進むのか退却か?
みんなの意見を聞く。
結果的に次のようになった。
明日の朝6時に判断する。
[1] 警報がでたら
どこへも行かず現地にいる。1日中、ここで待機する。勉強でもするとか。
10日に引き返す。
[2] 警報は出ていないが雨が降っている
台風の進路を見極めて風が吹かないようであれば出発。
ただし、荷物は私の車に積み、体ひとつで自転車に乗る。
[3] 台風が通り抜けたら
予定通り出発。
■ 2100 就寝
さあ、そろそろ寝るか。体力回復だ。スカウト達は笑顔で話をしている。
T君がトランプしたいとか。どこにトランプあるんや。
みんなたくましいな。私は車で寝ることにした。
ふと、テントのほうを見ると明かりは消えていた。
明日はどうなるんだろう。