ボーイスカウトの指導者ならだれでも知っている歌がある。
パトローリングの歌。
パトローリングというのはボーイ部門でやる活動の一種。
誰も踏み入れたことのないような土地を偵察するのである。
ベーデンパウエルが軍隊で斥候をやっていたときの応用である。
歌にはこうある。
先頭は2番。右翼は5番。左翼は4番で進め。
殿(しんがり)3番、真ん中班長、6,7,8番助手だ。
つまり、1班8人構成とすると、矢印のような隊形を組む。
先頭は2番。つまり、班の中でナンバー2なのだ。
最後尾はナンバー3。班長は真ん中にいて指示をする。
6,7,8番というのは新米スカウト。班長の後ろをぞろぞろついていく。
先頭は、安全を見極めながら進まなくてはならないし、第一、地図読みとコンパスの操作が
できなくてはならない。なかなか大変な役目である。だからナンバー2が担当する。
ボーイの班でいうと次長だね。
ところで私は、実際にはパトローリングするような場所には行ったことがない。
というか、そもそも、そんなところにスカウトを連れて行かない。危ないやん。
登山ではそんな場所にはしょっちゅう遭遇するけどね。
安全管理のために下見をするとね。ヤバそうと思ったら、そこには行かないことにしているな。
富士の樹海とかに行くのならば別だが、ボーイ隊で行くような場所でもないしね。
都会のボーイスカウトにはちと無理感があるな。
そういう意味では、パトローリングは指導者のためにあるような歌かもね。
どこの世界でもナンバー2は大変ってことか。
弥栄