タンポポもなかなかいける

食用になる植物が全然わからん。

 

私の脳のなかでは、草は、みんな同じに見えてしまう。

正月明けに食べるとよいと言われる春の7草なんて、写真を見せられても全くわからない。

とは言うもののどれが食べられて食べられないのかの区別はついておいた方がいいだろう。

キャンプでも現地採集した植物を食べることもある。

ボーイ隊のキャンプでも教えなくてはいけない。けれど都会育ちの私には無理。

まあ得意な人に任せておこうといつも思っている。

 

春季キャンプの朝、ある指導者がスカウトたちにたんぽぽを取って来いと言っていた。

何をするんかなと思ったら、たんぽぽの若葉を取って来いと言うのである。

タンポポなんてすぐに見つかるからあっという間に集まった。

 

するとリーダーは手早く水洗いして塩を加えて鍋で湯がき始めた。

そしてあっという間におひたしを作ってしまった。

タンポポはキク科の植物だから、春菊とよく似た味。

スカウト達も一口ずつ食べていた。採れたてだから美味しいのだ。

 

長期のキャンプになるとどうしても便秘がちになるので、新鮮な野菜をとることは効果的。

へー、こんなふうに応用するのかといたく感心したのを覚えている。

こんな知識があれば買い出しなんか不要で現地調達できるね。

 

ちなみにそのリーダーは調理師免許を持っていた。

 

おー、知識は偉大なり。

 

弥栄

 

 

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