ボーイスカウトが活動しているのを見かけた人も多いだろう。
ネッカチーフをしてるからわかりやすい。
第一、あんなに目立つスカーフをして活動しているグループはボーイスカウトぐらい。
スカーフの柄は違えども、スタイルはいっしょ。
ビーバースカウトは小さいから、スカーフは結んで止めているケースが多い。
カブスカウト以上になると、チーフリングといって、スカーフを止めるグッズを使ってる。
指導者になって、指導者向けの研修にいったひとは、革のスカーフ止めをしている。
これを業界用語でウォッグルと呼ぶ。ま、ひとつのステータスである。
俺は、研修所に行ったんだぞってね。周りの人にわかるように。
研修所は指導者になるための訓練研修。3泊4日のキャンプだ。
ま、このことはいずれ詳しく説明するとして。話を戻そう。
スカウトたちのネッカチーフをよく見ると、たまにチーフの先端に結び目をつくっていることがある。
なんで、そんなところに結び目を作っているのか?
チーフがずり落ちないようにするため?チーフリングをなくさないようにするため?
いえいえ。これはね。記憶の結び目。
一日のスカウト活動で、なにか一つ善行を施したら、この結び目をほどくのである。
だから、結び目がついたままだと、善行を実行していないことになる。
人間って忘れる動物だからね。
結び目をみることで、ああ、なにか良い行いをしなくちゃと思い出させるのである。
習慣化するのに良い工夫だ。
社会生活でも応用できそう。
弥栄