長靴

管理人のひとり言

真夏の長期キャンプ。
まあ、雨なんか降らないなどと高をくくっていると大変な目に会うことがある。

雨。それも大雨。雷雨とかね。
もちろんキャンプ場は水浸し。びしょびしょで時には浸水することだってある。

だからと言ってじっとしているわけにもいかず、少しでも濡れないように走り回ることになる。
限界もあってテントの中もびしょびしょになったりザックも濡れたりするんだ。

きちんと整備されたキャンプ場だったら少々の雨でも困らない。
しかしボーイスカウトが使うようなキャンプ場はどちらかと言うとタフなキャンプ場が多い。

そう。単なる草の生えた広場とか。そんなところは最初はいいんだけど行き来しているうちに地面がくちゃくちゃになる。しかも雨が上がっても草があるから湿気がそのまま。

ふと足元を見ると靴はドロドロとなる。避けようのない水溜りなんかもあって靴の中まで浸水してくる。

そんな時に絶大な効果を発揮するのが長靴。少々のドロドロの地面や水たまりでも平気だし、第一、靴の中まで浸水してくることはない。
でもだ。キャンプにわざわざ持っていかないのが長靴である。かさばるからね。

指導者の研修にウッドバッジというのがあるが、最低1日は雨が降ると言われている。
私のときも雨が降ったなあ。
雨のなかの作業はちょっと情けない気分になる。さっそうと長靴を履いて作業している人をみたら、なんと自慢気なのだろうと思う。「どうだ。備えよ常に!」が人間の形をして歩いているように見える。
まだまだ自分は修行が足らん。と、思ったね。

そういえば、現代のマタギの方々は、山に入るときには長靴を履いているそうな。
こっちのほうがすごいと思う。山の中を長靴で歩くんだからね。

良い登山靴を持ってると楽に登山できるって言われてるけどね。良い長靴を買えとは言われないなあ。でも、きっと良い長靴っていうのは存在しているに違いない。(漁業関係の方は別として)

長靴を履いた小学生を見かけると、そんなことを思い出す。

弥栄

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