割り切れないってこと

まあ、世の中は割り切れないことだらけ。

割り算すればほとんど余りが出る。

 

飲み会の割り勘なんかも割り切れることは殆どない。←なんか下世話な例え

 

一方で、子どもたちはいつも「割り切れること」ばかりを教えられるんじゃないかな。

子供の頃の算数は忘れたけど、余りの出る問題はそんなに出なかった。

ぼくはそろばんを習っていたから、計算問題は割り切れる問題ばかり。

 

これが、スカウト活動になると。

班もしくは組ごとに、お菓子なんかの食べ物を配るときに一人何個ずつって配られる。

これはこれで正しい。指導者も保護者も当然と考えている。

見方を変えると割り切れる活動をスカウトに与えていることになる。

 

ぼくがボーイ隊の隊長をしていたときは、あえて違うことをしていた。

班員6名の場合、班長には7個とか5個の食材を与えていた。
だいたい、一つくらい多い目に。少ないと保護者からかわいそうといわれるしね。

つまり、班員で割り切れないんだ。これが課題となる。

 

班長には、余ったら君の考えで配分してくれ。といっておく。

 

班長も考える。それぞれ個性がある。

 

じゃんけんで決めよう。

一番欲しいといっているスカウトにあげよう。

体が大きいから(学年が上だから)あげよう。

あまり食べない子にあげよう。

ばらばらにして、班員全員に行き渡るようにしよう。

 

どれが正解でもない。

一見、理不尽なようにみえてもスカウトたちには最適解であることが多い。

 

班長の取りまとめ力が試される。

 

保護者のみなさん、日常的にわけあう課題を子供に与えてますか?

 

弥栄

 

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