
2012年のベンチャー部門のパイオニアリング研究会です。
なんちゅう、えげつない寒さやねん。
こんなときは家にいるに限る。えっ、違うって?
そう、ボーイスカウトのリーダーなら研究会に参加せな。
というわけで、ベンチャー部門のパイオニアリング研究会に参加してきました。
————————————————————————
日 時:平成24年12月9日(日)8時30分~5時00分
場 所:服部緑地公園内ユースホステル横広場
集 合:12月9日8時30分/服部著口公園第一駐車場ゲート前集合
持 物:弁当・湯茶・作業着・作業帽・作業手袋・個人救急用品・筆記具他
制服着用
————————————————————————
■ パイオニアリングって何なん?
大型工作物の制作のことです。
ボーイスカウトのベンチャー部門(15歳から18歳)のスカウトたちが
「隼章」というものを取得するために必要な活動経験です。
■ で、どんなものを作るの?
大型ということですので、概ね3~5m以上の構造物です。
たとえば、信号塔という一種の火の見櫓みたいなものとか、筏(いかだ)とかです。

今回作ったのは、メリーゴーランドです。
一見するとブランコのように見えますが、真ん中の棒のところに座るところをつくって両端を縛ってくるくるとまわるようにします。
■ むずかしいの?
仕事でないかぎり、普通の高校生にはちょっと難しいと思います。
だいいち、材料の手配が大変。5mちかい木材を数十本用意するなんて困難。
誰が運んでくるねんっていう話。
それに、こんなデカイものは数人ではできない。
■ で、誰が指導するのん?
それが、我々リーダーの役目。すでに、私のようなおっさんには体力も気力も使い果たして
いるので大変ですが、指導方法を学ぶ必要があります。

まあ、簡単に言いますとこのような方々が制作に関わるわけです。
めっちゃ寒いなか(外は1~2℃くらい?)、半袖姿で整列してます。
これは根性というしかない。
■ で、指導者を指導するのは誰なん?
地区のラウンドテーブルという隊長やその他指導者が集まる会議体で検討します。
そこで、熟練の先輩指導者たちが訓練計画を立案します。
トレーニングチームのメンバが指導するケースもあります。← メンバー重なってるし。

■ 計画書ってどんなん?
制作したいものを設計します。
今回の例ですと次のようなものを制作します。

■ けっこう安全管理に気を遣ってる
普通の工作とちがって、これはもう建築物。
ロープワークは必須だし、のこぎりや金槌はもちろん土木工事で使うような機材も使います。
だから、安全管理も必須です。
とくにスカウトたちにさせるのですからなおさらですね。
かけ声はもちろん、事前の安全会議なんかも開きます。(本格的)
だいたい、ボーイスカウトの指導者の職種は多岐に渡っていて、必ず一人や二人は専門家がいます。
だから、写真のようにみんなヘルメットを着用しています。

■ 完成後はこんなんです。
一番喜んでいるのが指導者です。ハイ
私も乗りましたが、見た目より速く回るので目が回りました。
楽しい研究会でした。
問題は、これをどうやってスカウトたちに教えるのかです。
情熱あるのみ。頑張ります。