口笛吹けますか

管理人のひとり言

ボーイスカウトの特徴のひとつは班制度。
班長をもとにグループで活動する。
それぞれに一定の役目があって、メンバーはその役目を担う。
タイプキーパーだとか、安全係とかね。

班はそれぞれ独立しているからね。みんな班名にもこだわりがある。
だいたい動物の名前を付けることが多いな。フクロウ班とか。
森のなかでの活動がメインだったからかもしれない。

少年たちのグループだから、ワクワクするような取り決めを考えたんだろう。
そう。班コール。

班独特の合図だ。あらかじめ班のなかで決めておく合図。
かつては、近くにいる仲間を判別するための秘密の合図にもなったらしい。
ベーデン・パウエルが斥候として活動していた頃は、森の中での合図は敵味方を見分けるものだったのかもしれないね。

一番手軽なのは、口笛。うまく吹けば、鳥が鳴いているように聞こえる。
両手が塞がっていても、吹けるからね。

子供のころ、指笛に凝っていて友達同士で誰が一番うまく吹けるか。競っていたことがある。
ピューイピュ!ピュ、ピュ、ピュ。
それはそれは見事に吹き分ける子供がいたな。めっちゃ練習したに違いない。
衛生状態なんて考えもしなかったろう。手を洗わないで口のなかに指を突っ込んで吹くのだから。

ボーイ隊の活動のときに、指笛を吹いたことがある。40数年ぶりだった。
みんな、目をまるくして驚いていた。まさか、このおっさんが(正確には隊長)、インディアンにように指笛を吹くなんて…。ま、そんな感じだったね。
リーダーは、ホイッスルを使って連絡するのが普通だからね。

で、みんなにも口笛やってみようといったが、口笛を吹けないスカウトがいた。
吹いたことがないらしい。吹けるスカウトでも、家だとうるさいと言われるとか。
まあ、そうだね。耳障りかもしれないね。

人間が道具をつかわないでメロディを奏でることができるのは声か口笛くらいだ。

ひそかに練習していたら、いつか役に立つことがあるかもしれない。

弥栄

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